『過去にあらがう』、40代のおじさんはぜひ読むべし!

『過去にあらがう』(石井琢朗・前田智徳・鈴川卓也/KKベストセラーズ)

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いやぁ、最高に面白かったわ、この本。

もう何度も腹抱えて笑いました!

前田氏とタクロー氏はいわずと知れたカープの誇った2千本コンビ。

プラス彼らをトレーナーとして支え続けた「スズ」こと鈴川氏の三者対談。

こういうほんとの裏話(?)を、ファンは聞きたかったんよねー。

前田氏は、これまでもずっと「天才」と呼ばれることを否定し続けてきました。

(そうは言ってもやっぱり彼は「天才」でしょ)って、みんな思っていたわけですが、これを読むと、少なくとも本人は本気でそう思っていなかったことがよーく伝わってきます。

彼にとっては、「天才」呼ばわりされることは「屈辱」だったと言います。

それくらい、ボロボロの体でリハビリを重ね、結果を出し続ける選手生活は、苦しいものだったのでしょう。

印象的な言葉がいっぱい出てきますが、ボクは中でも、「やっぱり野球好きでしょう?」と聞かれたときの前田氏の言葉が、実に彼らしい独特の複雑さと正直さを含んだものに思えました。

<好きじゃないですよ。まあでも嫌いになる前に辞められて良かったよ。たぶんもう1年これをやっていたら絶対に嫌いになっていた(笑)。“イヤ”だったけどまだ“イヤ”のレベル。もうイヤだって思うレベルだったけど“キライ”になってはない。嫌いになる前に辞められたから、感謝している。>(192頁)

本書は、どんなに実績と名声を持つ人であっても、常に「不安」を抱えて努力しているのだ、ということを教えてくれます。「不安」だからこそ「準備」に徹底して時間をかける。

初めに「笑えた」と書きました。それはほとんど、前田氏の表情豊かなリアクションです。

「だーから、また、そういうことを・・・・」とか、「勘弁してくださいよ~」とか、もう目に浮かぶようで面白い。

タクローさんは「はじめに」で、

<前田があまりにも誤解され続けているので、つい本にしてしまった、というのが本当のところかもしれません。・・・「前田智徳像」を壊すことから始めています。>(15頁)

と書いていますが、その目論見は見事に成功しています。

おもに聞き役の鈴川氏も、随所に気遣いと頭の良さを感じさせる聞き方で、二人の良さをよく引き出してくれます。

思うに、前田氏は根っから嘘のつけない正直な人なんでしょう。「まーた、なにを難しいことを」って言われそうですが(笑)。

カープファン、前田ファン、40代のおじさんには、強くお勧めする一冊です!

【今日の一句】

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40代 いい味出るのは これからよ

ほんとの勉強もこれから。

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