イギリス人教師が見た海軍兵学校

先月海軍兵学校の映画を観たと書きましたが、今度は海軍兵学校に関する大変興味深い本を読みました。

『江田島 イギリス人教師が見た海軍兵学校』(セシル・ブロック/銀河出版)

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著者は昭和7年から10年までの3年間、海軍兵学校の英語教師として働いたイギリス人。彼が、兵学校についてさまざまな角度からレポートしたのがこの本。

昭和17年、第二次世界大戦真っ只中にイギリスで出版されたものの翻訳です。敵国日本を知る上で、自らの体験と日本の印象、日本人の行動規範などを記すことが役に立つと考えたようです。

イギリス人にとっては島国日本自体が特殊だったろうと思われるのに、その中でもさらに特殊な海軍兵学校に来たわけですから、彼の驚きはどれほどだったでしょうか。

その分析眼は鋭く、確かです。日本人の実直さや、謙遜さ、愛国心や団結心の強さについて、生徒を愛するいち教師としての立場から書いています。

読んでいて“昔の読み物”という感じがしないのは、きっといまの日本人にも当時と同じDNAが受け継がれているからでしょう。

私が一番驚いたのは、宮島~江田島間16キロの遠泳訓練。以下抜粋。

 この日の彼等は、ほとんど一日中海の中にいる。一九三四年(昭和九年)に私は初めてこの遠泳を目にしたが、朝の八時から泳ぎ始めて最初の一人が江田島に泳ぎ着いたのは夜の七時だった。
 そのときの光景は今も私の瞼に灼き付いている。(中略)ついに浜辺に到着したときには、彼等の足はふらついていた。皮膚は長時間塩水に浸っていたために青味がかった褐色をおびており、水母(くらげ)に刺された跡が赤く点々と見えた。それでも暑い砂糖入りの飴湯を飲むと生徒たちはたちまち元気を回復した。
 遠泳は実に苦しい肉体的試練である。その目的とするところの忍耐と勇気が増進することは間違いない。遠泳中に痙攣を起こす者は少なくないが、泳ぎを中止しようとする者は一人もいない。どんなことがあっても落伍すまいと泳ぎ続けた結果、力尽きて通船に救い上げられることになる。(50~52頁)

ちなみに食事は監視船から握り飯が投げ与えられるのを泳ぎながら頬張るようです。

著者は日本女性についてこう書いています。

いったい、日本人女性ほど礼儀正しくて親切で魅力ある婦人は見たことがない。(126頁)

このDNAも受け継がれています・・・よね?(笑)

【今日の一句】

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上まぶた しっかり上げて “目力”を

歳とともに下がりがちです。

ps.本家ブログに『私が感じる「四股踏み」の効果』という記事を書きました。最近「痩せました?」と言われる秘密をこっそり公開します。

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